地球にやさしい都市づくりをめざして──丸の内熱供給株式会社は、21世紀の都市環境を守るエネルギーシステム、地域冷暖房を提供しています。

街と歩む、街を支える。

ご挨拶

当社は、1973年7月、日本経済の中心である大手町・丸の内・有楽町地域並びに内幸町地域の「都市の環境整備を担う地域冷暖房会社」として、エリアの地権者の皆様を中心に設立されました。以来、2007年には青山地域を供給区域に加え、供給エリアの発展とともに業容を拡大し、高い技術力で24時間365日途絶えることないエネルギーの安定供給を実現するとともに、地球に優しいエネルギーシステムで街の環境保全にも努め続けています。
 当社は、「都心の地域冷暖房を通じ、より良い都市環境の創造をめざす」を基本使命に、環境共生型のまちづくりにおいて大きな役割を担っています。その役割は、当初の大気汚染防止などの都市公害対策から、省エネ社会の実現や温室効果ガスの削減へとシフトし、東日本大震災以降はエリアの防災性能向上など災害時に求められる役割も大きくなっています。さらに、パリ協定を受けて日本でも2030年の温室効果ガス排出量の削減目標が定められるなど、社会の脱炭素への動きが急速に強まってきており、当社の原燃料調達や今後の開発計画・運転計画においても、炭素排出量の少ないエネルギーミックスの推進とさらなるエネルギー効率化が求められています。そして、この環境性の向上や防災性の向上を図る上でも、ビル所有者様を始めとした関係の皆様と共に、地域に相応しいエリアエネルギーマネジメントを推進していく事が重要となります。
 今後社会は、持続可能な開発目標(SDGs)に向けAIやエネルギー関連技術の進展も反映させながら大きく動いていくと思われますが、当社も環境面での貢献を中心に常に時代の変化や要請に的確に対応しながら、街の発展を支え街とともに歩み続けてまいります。

取締役社長 千葉 太