地球にやさしい都市づくりをめざして──丸の内熱供給株式会社は、21世紀の都市環境を守るエネルギーシステム、地域冷暖房を提供しています。

街と歩む、街を支える。

災害に強いまちづくり

バックアップとネットワーク化による供給信頼性の向上

全てのプラントにはバックアップ熱源機器を設置していますが、再開発に伴い、地域配管のネットワーク化を行うことによって、プラント間相互のバックアップも可能となりました。また、ループ化を進め、2方向からの供給による更なる信頼性向上を目指します。

熱供給プラント・熱供給配管・洞道の耐震性

当社は1976年(昭和51年)に熱供給を開始して以来37年間、事故による供給停止はありません。熱供給プラントは全て地下にあり、地下20mでは地上の1/4以下の地震力しか受けません。また、熱供給配管は耐震性の高いコンクリート製の洞道内に施工・保護され、発電所基準の完全溶け込み溶接配管を使用し、官庁基準にて震度7強程度の地震においても破損しない設計としています。
阪神・淡路大震災及び東日本大震災においても、被災エリアにおける熱供給全11地区の熱供給設備及び地域配管に大きな損傷はありませんでした。

他の耐災害への取り組み

■監視・通信体制

専門の技術員が24時間体制で常駐管理し、災害時も早期に対応・復旧します。

■安定電力維持

プラントの電源は、電力引き込みを多重化(本線・予備線方式、ループ受電方式、予備電源方式)することや非常用発電機、コージェネなどを設置して電源系統の信頼性を向上させ、災害に強い電源を確保しています。

■非常用水

都市防災機能の一環として、大規模災害時には、ピーク電力を削減する機能を持つ水蓄熱槽を非常用水として活用することができます。

■洞道への浸水対策

洞道への浸水対策として、全ての換気口には、水門メーカーの止水装置やボルト締めの防水蓋を設置しています。